クリムゾン・ルームという脱出ゲームがインターネット上にあって、主人公の名前が著者なんですが、それを作るまでの話をフィクションかノンフィクションかわからない書き方で書かれています。
俺が素直に感じた事は、著者はかなり神経質で不安定な精神の持ち主だという事です。
本は初めに、主人公は酒を飲み酔いつぶれ、起きたという記憶があいまいな状態で物語が始まります。
主人公がいるのは、不気味な深紅に彩られた部屋、紺色の扉とネジ穴だけの窓があります。
主人公は部屋からの脱出を試みるが、紺色の扉には外側から鍵がかけられ、ネジ穴だけの窓の外は雑居ビルの群れだった。
これだけでも不気味さを感じてもらえると思います。
物語はまず回想のように、この深紅の部屋に閉じ込められるまでを書いています。
閉じ込められるまでも、異様さを漂わせる文面でしたが、閉じ込められた後は、サスペンスのような文面です。
単純にこの本を語るとすれば、「過去に才能のあったクリエイターの主人公が落ちこぼれ、ある人物に出会い物を創る喜びを思い出し、才能を取り戻す。」といった話です。
気味の悪さと、何かを始めたいという気持ちにさせてくれる不思議な本だと思います。












